
ホロ/ 250 x 400 x 170(mm)/Galvanized sheet iron/2023制作
鉄の造形作家による個展
柴崎氏は鉄を素材として、穴のあいた形をガス溶接で制作している。作家が大切にしていることは、ガス溶接で形をつくる行為による、鉄(素材)との対話によって生まれる唯一性を大事に拾うこと。完成した作品たちは、鉄の重さと穴の軽やかさを併せ持ちながら、時空に静寂を刻んでいる。存在と虚無が交差する領域で、それらは絶えず何かを語りかけ、問いかけ続けている。