
没後10年企画展「花開く 石本正 美の深化」
没後10年 感動とともに生きた日本画家
―私にしかみつけられない感動に、より多く出会いたい。戦後の日本画壇を代表する画家の一人である石本正(1920-2015)は、心のおもむくままに古典芸術を吸収しながら「現代に生きる自分にしか描くことのできない新しい日本画」を志向した。1971年に2つの賞を受賞した後はすべての賞を固辞し、美に邁進する決意を新たにした。自己の芸術を深化させ花開いていった50代から晩年までの花や女性像などを展覧する。