
ロース記念館
大正時代、島民の手で桟橋近くに建てられた砂糖貯蔵庫を移築・復元したもの。現在は民俗歴史資料館として利用され、明治時代の見事なタコノ葉細工品などが展示されている。「ロース」とは建材の石の名で、江戸時代末期にこの島に移住したドイツ系移民のフレデリック・ロルフスに由来。彼は母島の石が加工しやすく、かつ熱に強いことに気づき、島民にその利用方法を普及したという。前庭にはロース石製の石臼などが展示されている。都の有形文化財に指定された貴重な建造物だ。タコノ葉細工体験(500円)も実施している(開催日は要問合せ)。