
中城城跡
中城湾を望む標高160mの高台にある世界文化遺産の名城跡。沖縄県内に300余りが残されているグスクの中でも特に美しい遺構が残っており、国の史跡に指定されている。先中城按司が築いた城を15世紀中頃、築城家でもある座喜味城主の護佐丸[ごさまる]が国王の命令により移り住み、三の郭と北の郭を増築・完成させたといわれている。6つの城郭からなる連郭式の城は、琉球石灰岩の切石を基本に自然の岩石、地形的条件を生かした石垣が城壁を囲む。築城年代が違うため、切石積みの技法も野面積みと布積み、亀甲乱れ積みの3つの技法が見られる。