-
武田八幡宮本殿
弘仁13年(822)、嵯峨天皇により九州の宇佐八幡宮を勧請して合祀し、創建されたのが起りといわれている。保延6年(1140)、甲斐源氏の流れをくむ信義[のぶよし]公が神前で元服、武田家を名乗り、以来、武田八幡宮は武田家の氏神となった。三間社流造檜皮葺[ひわだぶき]の本殿は、天文10年(1541)、信玄公が再建した。雄大で装飾的意匠に優れた室町時代の特色を示し、国指定重要文化財に指定されている。毎年10月中旬には豊作と収穫を感謝し、神楽奉納や神輿渡御などを行う「武田八幡宮祭典」が開催される。