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湍津姫神を祭る中津宮
九州本土の沖合約11kmに浮かぶ大島は周囲約15kmの福岡県最大の島。宗像三女神の1柱である湍津姫神[たぎつひめのかみ]を祭る中津宮は、島南西岸の大島港そばにあり、海を隔てて宗像大社辺津宮と向かいあって鎮座している。本殿は17世紀前半の建築で福岡県指定文化財。七夕伝説発祥の地ともいわれ、境内には天の川が流れ、織姫[しょくじょ]神社、牽牛[けんぎゅう]神社が立ち、縁結びのご利益も。中津宮七夕祭は鎌倉時代から続く初夏の風物詩だ。世界遺産“「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群”の構成資産の1つ。