2020年3月14日(土)に実施されるJRグループのダイヤ改正を中心に、主な改正情報についてご案内します。
T O P I X
- JR山手線・京浜東北線内に新駅が誕生!
- 3月14日(土)より、山手線と京浜東北線の田町駅〜品川駅間に「高輪ゲートウェイ駅」が
新設されます。
- 羽田空港の駅が大幅に名称変更!
- 3月14日(土)より、東京モノレールおよび京急の駅の名称が、以下の通り変更されます。
東京モノレール
- 羽田空港国際線ビル駅→羽田空港第3ターミナル駅
- 羽田空港第1ビル駅→羽田空港第1ターミナル駅
- 羽田空港第2ビル駅→羽田空港第2ターミナル駅
京 急
- 羽田空港国際線ターミナル駅→羽田空港第3ターミナル駅
- 羽田空港国内線ターミナル駅→羽田空港第1・第2ターミナル駅
JRの改正情報
JR東日本
新駅開業や常磐線不通区間の運転再開など
- 山手線・京浜東北線
- 田町〜品川間に新駅「高輪ゲートウェイ」が開業し、快速列車を含むのすべての列車が停車します。
- 中央・総武各駅停車
- 総武線各駅停車は、早朝深夜帯に実施されていた御茶ノ水での折返し運転を終了し、千葉・津田沼〜中野・三鷹間において終日直通運転が行われます。
- 中央線快速は、御茶ノ水〜三鷹間の中央線各駅停車経由の運転を終了し、東京〜高尾間で終日快速運転が行われます。これによって、深夜・早朝の時間帯で、所要時間が約8分短縮されます。
- 深夜帯に東京〜高尾間の「中央特快」が新設されます
- 南武線
- 平日夕方の運行区間が拡張されます。下りは川崎発・登戸着が川崎発・立川着に変更となり、上りは稲城長沼発・川崎着が立川発・川崎着に変更となります。
- 南武支線の小田栄が本設化されるため、特例として設定されていた運賃(川崎新町までと同額)が廃止となります。
- 常磐線
- 東日本大震災の影響で不通となっていた富岡〜浪江間が運転再開となり、富岡〜浪江間は普通列車が11往復運行されます。
- 「佐貫」の駅名が「龍ケ崎市」に改称となります。また、 臨時駅だった「J ヴィレッジ」が常設駅に変更されます。
- 東北・上越新幹線
- 東北新幹線「はやぶさ」は、東京〜新青森間が3往復増発となり、仙台〜新青森間の下りも1本増発されます。
- 上越新幹線「たにがわ」は、平日朝夕の通勤時間帯に高崎7:17発、上野18:52発が増発となり、E2系10両編成で運行されます。
- 特急列車
- 特急「ひたち」は、東日本大震災による不通区間の運転再開とともに運転区間が拡大となり、品川〜仙台間を約4時間40分で結ぶ定期特急列車として3往復運行されます。
- 特急「成田エクスプレス」は、東京〜成田空港間の全列車が12両編成での運行となり、新宿方面行の列車が増発されます。
- 観光列車「サーフィル踊り子」が東京〜伊豆急下田間で運行開始します。
- 特急「富士回遊」が1往復増発となります。
- 特急「あずさ」の運転区間と一部の停車駅が変更されます。
JR東海
新駅開業や新幹線「のぞみ」の東京〜新大阪間における所要時間短縮など
- 東海道本線
- 袋井〜磐田間に新駅「御厨(みくりや)」が開業します。また、平日の早朝時間帯に刈谷〜名古屋間の普通列車が増発されます。
- 東海道新幹線
- 「のぞみ」は、全列車が最高速度285km/hのN700Aに統一され、東京〜新大阪間の平均所要時間が2時間29分(4分短縮)となります。また、東京発18分、39分発の臨時「のぞみ」が増発され、東京発7時〜20時台と東京着9時〜22時台の運行が毎時12本となります。
- 「こだま」は、全列車がN700Aタイプに統一され、指定席号車・自由席号車が変更されます。また、朝の通勤時間帯に6:17三島発東京行き1本が増発されます。
JR西日本
新幹線「のぞみ」の博多〜東京間における所要時間短縮など
- 大阪環状線
- 大和路快速が全列車8両編成での運転となり、大阪環状線全列車の乗車位置が統一されます。
- JRゆめ咲線
- 西九条〜桜島間は、混雑する平日7:30〜8:30に2往復増発され、この時間帯は概ね6分間隔での運転となります。
- 山陽新幹線
- 「のぞみ」の全列車が N700A タイプに統一されることにより、博多〜東京間の平均所要時間が5時間を切り、4時間59分で運行されます。
- 新大阪〜鹿児島中央間に「みずほ」が1往復増発されるほか、新たに一部の列車が新山口、福山に停車します。
- 特急列車
- 特急「はるか」に増結用の新型車両が追加投入され、全列車が9両での運転となります。
JR北海道
快速「エアポート」増発、快速「エアポート50号」新設など
- 千歳線
- 札幌〜新千歳空港間の快速「エアポート」が1本増発されます。
- 朝の通勤時間帯に新千歳空港行きの特別快速が2本増発されます。また、夜間には札幌行きの特別快速が2本増発されます。
- 千歳線・函館線
- 早朝の快速「エアポート50号」新設により、新千歳空港到着が23分早くなり、早朝の便を利用しやすくなります。
- 北海道新幹線
- 新函館北斗での「はやぶさ」から「北斗」への乗り換え時間が短縮されます。
- 特急列車
- 特急列車の愛称名の「スーパー」が廃止となり、「北斗」、「おおぞら」、「とかち」に統一されます。
JR九州
平日朝の直通列車運行、九州新幹線の時刻見直しなど
- 香椎線・鹿児島本線
- 平日朝に香椎線の西戸崎から鹿児島本線の博多への直通列車が運行されます。
- 九州新幹線
- 発車時刻をわかりやすくするため日中の時間が調整され、熊本発は概ね20分に1本、鹿児島中央発は概ね30分に1本となります。
- 「みずほ」の臨時列車1往復を定期列車に変更します。
私鉄の改正情報
東京メトロ
有楽町線の夕夜間における大幅な増発など
- 千代田線
- 平日朝の始発駅が変更され、7時台に北綾瀬発、8時台に綾瀬発がそれぞれ1本増発されます。
- 有楽町線
- 日中、小竹向原〜新木場間の運転間隔が6分から5分に短縮され、毎時2往復増発されます。
- 平日9時台に新木場〜池袋間が1本、10時台に池袋〜新木場間が2本増発されます。また、夕夜間は、新木場方面が9本、和光市方面が10本増発されます。
- 南北線
- 平日朝6時台の王子神谷〜目黒間、7時台の目黒〜市ヶ谷間、8時台の赤羽岩淵〜白金高輪間、9時台の白金高輪〜赤羽岩淵間にそれぞれ1本ずつ増発されます。
西武鉄道
池袋線の線路改良工事完了による所要時間短縮など
- 池袋線
- 線路改良工事が完了したことにより、池袋〜石神井公園間で最大8分、池袋〜所沢間で最大21分、所要時間が短縮されます。
- 保谷発池袋着の初電が4分繰り上げられるほか、平日の保谷発池袋行き最終が石神井公園発に変更となり、保谷駅と大泉学園発の終電がそれぞれ2分繰り上げられます。
- 新宿線
- 土休日日中に下り「快速急行」本川越行きが2 本設定され、高田馬場〜本川越間の所要時間が最速 で約 10 分短縮されます。
- 平日18時〜19時台は、高田馬場で特急の後続列車が急行に変更されます。
- 池袋線・西武有楽町線
- 平日夕夜間、下りの「S-TRAIN」が小手指行きに延長となり、降車専用の停車駅として練馬、西所沢、小手指が追加されます。
- 東京メトロ有楽町線内の直通電車増発に伴い、平日および土休日の日中に毎時上下 2 本ずつ増発します。
- 特急列車
- 池袋〜西武秩父間の特急は全列車が「Laview」に統一され、所要時間が77分となります。
東武鉄道
複線化による急行運転開始および所要時間短縮など
- 野田線(東武アーバンパークライン)
- 逆井〜六実間の複線化により、急行運転が柏〜船橋間で朝夕2本開始され、所要時間が、朝は最大9分、夕方は11分短縮されます。
- 日中時間帯、大宮〜船橋間で急行運転が毎時2本開始され、所要時間が最大16分短縮されます。
小田急電鉄
急行の多摩線内での各駅停車運転など
- 小田原線・江ノ島線・多摩線
- 平日朝7:55〜8:35新宿着の各駅停車が全て10両編成での運転となります。
- 多摩線
- 平日22:43以降新宿発の急行唐木田行きおよび土休日の新宿〜唐木田間急行は、新百合ヶ丘で種別変更し、多摩線内を各駅停車で運転します。
東急電鉄
平日朝の特急増発や他路線直通列車の増発など
- 東横線
- 平日朝6時台に特急が1本増発されます。
- 目黒線
- 平日朝6時台に都営地下鉄三田線直通と東京メトロ南北線直通の各駅停車がそれぞれ1本ずつ増発されます。また、7時台の南北線直通各駅停車1本が急行に変更されます。
- 平日19時台に都営地下鉄三田線への直通各駅停車および三田線からの直通急行が1本ずつ増発されます。
- 平日19時台に東京メトロ南北線への直通各駅停車、20時台に南北線からの直通急行が1本ずつ増発されます。
京急電鉄
モーニング・ウィング号・エアポート急行(羽田空港行)の増発など
- 列車増発
- 平日朝にモーニング・ウィング号(横須賀中央・金沢文庫・上大岡〜品川)と品川始発のエアポート急行 羽田空港行が、それぞれ1本増発されます。
- その他
- 土日休の一部快特列車(泉岳寺〜三崎口)で、有料座席指定サービス「ウィング・シート」が2号車に導入されます。
- 羽田空港の駅名変更のほか、4駅の駅名が変更されます。(産業道路→大師橋、花月園前→花月総持寺、仲木戸→京急東神奈川、新逗子→逗子・葉山)
つくばエクスプレス
平日朝通勤時間帯の普通列車増発など
- 普通列車
- 平日朝通勤時間帯につくば発秋葉原行き普通列車が1本増、八潮発秋葉原行き普通列車が2本増発されます。
- 快速列車
- 平日朝6時〜8時台のつくば発通勤快速4本が区間快速に変更されます。また、平日朝7時〜8時台の区間快速秋葉原行きが六町に停車します。
京王電鉄(2月22日ダイヤ改正実施済み)
京王ライナーの増発や始発・終電の時間変更など
- 京王ライナー
- 平日朝に京王八王子発および橋本発新宿行きが1本ずつ増発され、平日夕方に新宿発京王八王子行き、橋本行きがそれぞれ2本増発されます。
- その他
- 平日朝に京王八王子7:48発〜新宿8:42着の準特急が増発されます。また、つつじヶ丘8:33発〜本八幡9:49着の都営新宿線直通快速列車が増発されます。
- 高尾発の始発が20分繰り上げられ4:49発に変更されます。
- 平日の新宿発高尾行き最終が13分繰り下げられ、24:21発に変更されます。(土休日の最終は22分繰り下げられ、24:22発に変更となります)
近畿日本鉄道(近鉄)
新型特急「ひのとり」運行開始など
- 特急列車
- 大阪難波〜名古屋を結ぶ新型特急「ひのとり」が運行を開始します。当面は1日6便ずつで運行で開始されますが、2021年3月までに既存の名阪特急が順次「ひのとり」に変更となります。
- 早朝に名張発名古屋行き特急1本を増発するとともに、松阪発名古屋行き始発特急の時刻を繰り上げ、6時台に名古屋駅到着の特急を新たに運転します。
- 奈良線
- 土休日の奈良19:56発尼崎行き快速急行が神戸三宮行きに変更されます。また、神戸三宮発奈良行き快速急行の最終は、神戸三宮20:14発から21:20発に変更されます。
- 大阪線
- 平日早朝の五位堂発大阪上本町行き急行列車が2本増発されるほか、大阪上本町行き快速急行3本が急行に変更されます。
阪神電車
増発、区間延長、所要時間短縮など
- 平日
- 平日朝の通勤時間帯に快速急行が上下1列車ずつ増発されるほか、平日夜間の神戸三宮発尼崎行き快速急行が大阪難波行きに区間延長されます。
- 土休日
- 土休日の近鉄線直通快速急行(神戸三宮〜近鉄奈良間)が8両編成になるとともに運行方法が見直され、所要時間が最大6分短縮となります。
- 土休日の夜間において、近鉄線直通快速急行(神戸三宮〜近鉄奈良間)の運行時間帯が拡大されます。
掲載内容以外の改正および駅探の対応状況については、以下の「ダイヤ改正履歴」をご確認ください。
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2020年2月25日現在
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