
上目黒 氷川神社
天正年間(1573)創建の神社。上目黒村と呼ばれていたこの地で鎮守神として祀られてきた。大山道(現・玉川通り)から急な石段を登りきると立派な社殿が目の前に現れる。階段脇の崖地に造られた参道は、境内社の目黒富士浅間神社への登山道。江戸時代の富士山信仰から、高台にある境内地を「目黒富士」の山頂に見立てており、現在も7月1日には山開きの例祭が行われる。昭和後期までは山頂である境内から富士山を望めたという。近くを流れる目黒川の氾濫や疫病を鎮める役割もあり、悪疫撤退の神様として親しまれている。
- 「池尻大橋駅」から徒歩7分/「神泉駅」から徒歩12分