飛騨国分寺
聖武天皇の勅願で建てられた国分寺の一つで、天平18年(746)に創建。室町時代に再建された本堂(重要文化財)には藤原期の薬師如来坐像(重要文化財)、聖観世音菩薩立像(重要文化財)の本尊を安置。また、塔は創建時は七重の塔で、焼失を繰り返すたびに小型化し、現存の三重塔は文政4年(1821)の再建。境内の北東隅にある直径1.8mの大石(史跡)は、創建時の七重大塔の心柱礎石といわれ、真ん中に直径約58cmの柄穴がある。鐘楼門は高山城から移築したものとされる。
- 「高山駅」から徒歩6分
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聖武天皇の勅願で建てられた国分寺の一つで、天平18年(746)に創建。室町時代に再建された本堂(重要文化財)には藤原期の薬師如来坐像(重要文化財)、聖観世音菩薩立像(重要文化財)の本尊を安置。また、塔は創建時は七重の塔で、焼失を繰り返すたびに小型化し、現存の三重塔は文政4年(1821)の再建。境内の北東隅にある直径1.8mの大石(史跡)は、創建時の七重大塔の心柱礎石といわれ、真ん中に直径約58cmの柄穴がある。鐘楼門は高山城から移築したものとされる。
旧高山城下町の南半分、日枝神社の氏子地域に位置し、狭い通りを挟んで、江戸時代後期~明治時代にかけての町家建築が並ぶ。建物をそのまま利用した土産物店、カフェ、ショップなどがあり、観光客で賑わう高山の観光名所。
天正16年(1588)、金森長近がこの地に築城して城下町を開き、107年間にわたって支配。6代目の頼時が出羽国(現在の山形県)に転封となり、元禄8年(1695)に取り壊された。当時全国でも有数の規模を誇る山城だったが、今は2万平方メートルの敷地に三の丸堀、二の丸石垣、天守閣跡が昔の面影を残している。園内の広場からは市街の眺め、金竜ケ丘からは乗鞍岳など北アルプスの眺望がすばらしい。春は桜、秋は紅葉の名所で、遊歩道を散歩しながら森林浴やバードウォッチングも楽しめる。
慶長10年(1605)、飛騨の国守金森長近が、城の鎮守と高山の南側地域の氏神として社地・社殿を寄進した。以来、北の鎮守・桜山八幡宮に対する南の鎮守として崇拝を集めてきた。春の高山祭はこの神社の例祭として行われる。本殿は流造、拝殿は三方に縁の付いた方三間寄棟造になっている。拝殿前の高さ43m、樹齢1000年の大杉は県の天然記念物。
建物の建築年代は文政9年(1826)と推定され、高山市で最も古い町家の1つ。創建以来ほとんど手を入れていない貴重な住宅として国の重要文化財の指定を受けている。約793平方mの敷地に主屋、米蔵、漬物蔵が立つ。主屋は切妻造の2階建てで、正面の小庇[こひさし]などに高山の町家の原型を見ることができる。松本家は蝋燭[ろうそく]で財をなした家で、米蔵には当時の商売道具類を展示している。
鍛冶橋から弥生橋までの宮川沿い、約350mにわたって露店がズラリと並び、朝早くから、元気なかけ声が響いている。地元でとれた新鮮な野菜や果物、漬け物や民芸品などを販売。多い時は、37店舗前後が出店する。
「馬頭さま」の名で、地元の人々に親しまれる小さな神社。境内には火の見櫓もあり、鎮火の効験があると伝えられる。毎年8月1~15日に開催される恒例の絵馬市では、紙絵馬などを販売。宝の袋を積んだ馬が描かれた絵馬は幸せを呼び込むといわれ、買い求める人が多い。
城山公園の北側、高山城三の丸跡に鎮座する神社。西南戦争以降の飛騨出身戦没者の霊、むすびの神・飛騨大神宮、金の神・黄金神社、大工の神・飛騨匠神社、菓子の神・久和司神社がそれぞれ祀られている。境内には遺品館、農民一揆の責めを負って獄死した初代高山県知事・梅村速水の遺愛碑のほか、高山城の内堀も残る。5月3日の例大祭には、近郊の神社から獅子舞・闘鶏楽が奉納され、毎年違った神事芸能を見学可。
築200年の合掌造りを再生したエコロジーがテーマのテディベアミュージアム。約2000体のベアたちが出迎る。ミュージアムとショップでは、抱っこしてペットと一緒に入館できる。
金森長近の長男、長則の菩提寺。長則は織田信長に仕え、本能寺の変によって19歳で戦死した。寺の創建は養老4年(720)といわれる。屋根に露盤と宝珠をのせた珍しい鐘楼門があるが、この門は高山城の黄雲閣を移築したもの。鐘楼門からは市街を見渡せる。借景式庭園もすばらしい。
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