
KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|
九谷陶芸村内で、記念館や体験館、職人工房など4つの施設が展開する「KAM能美市九谷焼美術館」。その一つが九谷焼の美術館である「五彩館」。江戸時代前期から始まり、次々と斬新な作風が生まれていった九谷焼。「九谷五彩」の紺青・朱赤・紫・緑・黄の壁をもつ5つの展示室では、その歴史と変遷が分かるように、テーマ別に作品を展示している。なかでも、古九谷から現代の九谷焼までの色絵九谷の名品を展示する「紺青の間」や、赤絵九谷の名品が揃う「朱赤の間」は見応えがある。道具や筆、図案などの展示に加え、砕石から上絵窯までの制作工程を紹介する「黄色の間」も興味深い。