
峯寺
西暦658年に開創された、真言密教、山伏修験道の古刹。出雲国風土記に「伊我山」と記載されている峯寺弥山の中腹に位置する山寺。現存する建物のほとんどは、江戸時代中期から後期にかけて、当時の松江藩主の寄進によって建てられたもので、書院の庭園は松江藩7代藩主、松平不昧[ふまい]公所縁の庭と伝わっており、自由に拝観することができる。麓から約1キロある道路を乗用車で上がることはできるが、道が狭いため所々にある待避所で離合しなければならない。しかし、一度足を踏み入れると山の静けさにしばし時間を忘れることができる。