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歴史の流れを見続けてきた大きな山門
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市の天然記念物「長安寺の大イチョウ」
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積雪の山門
約900年前に創建された東北屈指の名刹。高さ20mにも及ぶ総ケヤキ造りの山門が堂々と構えている。長安寺のシンボルともいえる山門は、寛政8年(1796)に着工されたが、禁制のケヤキを使用した上に17.5mの高楼であるという二つの理由で、伊達藩より取り壊しを命じられた。しかし文化4年(1807)、「廓念坊秀諦」が弁明に努め、工事続行不可を条件に黙認された。そのため、扉なし、袖なし、開きなしの門となっている。現在の本堂は明治16年(1833)創建。境内では市の天然記念物に指定されている「奥州しだれ桜」「長安寺大イチョウ」を見ることができる。