-
心落ち着く雰囲気の枯山水の庭園
-
趣向を凝らした4つの庭園が見事
興禅寺には4つの庭園がある。勅使門[ちょくしもん]を入ってすぐ左に見えるのが昇龍庭[しょうりゅうてい]。中国の黄河に伝わる龍の伝説を力強く表現している。宝物殿横の須弥山[しゅみせん]の庭は、仏教の宇宙観を表わしたもの。枯山水様式では東洋一の広さを誇るといわれる看雲庭[かんうんてい]は、雲海に点在する霊峰を思わせる閑雅な庭園。万松庭[ばんしょうてい]は、江戸中期に作庭された池泉観賞式の庭園で、こちらは穏和な表情が魅力だ。