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本殿
『出雲国風土記』に登場する古社で、玉湯川の上流、玉造温泉街の奥に鎮座する。祭神は玉作部の祖神で、三種の神器の八坂瓊勾玉等製作の神と伝えられる櫛明玉命[くしあかるだまのみこと]で、上代、出雲国造[いずものくにのみやつこ]は就任時神吉詞[かんよごと]奏上の際、この地の神聖な勾玉等の宝玉を天皇に献上する慣わしがあった。境内には周辺で出土した玉類、砥石類等国の重要文化財340点余を含むおびただしい遺物を納めた収蔵庫がある。玉作りの神と共に玉造温泉発見・温泉守護神の大名持命・少彦名命の二神等を祀る。