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静かな聖地で心も洗われるよう
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神亀2年(725)、行基が開いたとされる真言密宗の大本山。本尊は大岩壁面に刻まれた、磨崖仏不動明王像で国の重要文化財に指定されている。高さ約3.5m横7.5mの巨巌で、圧倒される迫力だ。また、6つの龍頭から流れ落ちる六本瀧[ろっぽんだき]は、寒修行の場でもあり、一切衆生の六欲・根本煩悩を断つという。六本瀧の右脇に湧き出ている御霊水が大岩[おおいわ]の藤水[ふじみず]。眼病平癒に霊験あらたかな清水だ。また、三重塔と山門は町の重要文化財になっている。