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明治元年(1868)まで現存したその面影をみることができる、再建された忍城御三階櫓
室町時代の文明年間(1469~86)に、行田周辺を支配した領主成田氏が築城したといわれる忍城。天正18年(1590)の石田三成の水攻めにも耐えたといわれる名城だ。阿部氏、松平氏などが城主となった城は明治維新の際に壊されたが、現在は外堀跡を整備した「水城公園」があり、「忍城址公園」として整備された本丸跡地には昭和63年(1988)に御三階櫓[ごさんかいやぐら]が再建された。御三階櫓見学は行田市郷土博物館から入場。櫓内に入れば、常設展示室では行田市の歴史と文化に触れることができ、最上階の展望室からは城下町行田を一望できる。