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沖縄本島から約400kmのはるか東の海上に位置する。世界的にも希少な、環礁が隆起してできた離水環礁[りすいかんしょう]の島。大東諸島では最も大きい面積約30平方kmの島。沖縄では6番目に大きい。大陸とつながった歴史がないため植生も独特で、こうした珍しい自然が最大のみどころといえる。島の歴史は開拓移民が入って以来のわずか約100年。60年ほど前までは製糖会社の管理下にあり、今も南大東島シュガートレインの跡が残る。島の中心は役場や南大東地方気象台のある在所集落。
南大東島の開拓者、玉置半右衛門が天照大神を奉安して造営した島の氏神様。古木がうっそうと茂る境内は、ダイトウコノハズク、ダイトウビロウなど南大東島特有の動植物の宝庫だ。夜は国の天然記念物である日本一大きなコウモリ、ダイトウオオコウモリも飛び回る。毎年9月22・23日に島随一の祭、豊年祭が催され、江戸相撲・沖縄角力[かくりき]が奉納される。
隆起サンゴ礁でできた南大東島には約120の鍾乳洞があり、星野洞はなかでも最大規模のもの。全長375mの洞内には見学通路や照明が整備され、およそ3300平方mの大ホールを含む変化に富んだ地形を観察できる。日本一長いという1.7mのソーダ・ストロー(鍾乳管)は別のホールにあり、通常は見られない。
南大東島の中央部には日本最大のカルスト湖沼群があり、石灰岩の炭酸カルシウムが溶けてできた湖沼が多く点在している。面積約40万平方mの大池はその中でも最大の淡水池。大池の北岸には、本来は汽水域にできるオヒルギの群落(マングローブの構成種)が見られ、島がまだ環礁だったころの名残と考えられている。内陸封鎖型のマングローブとして世界的にも珍しく、国の天然記念物に指定されている。
明治33年(1900)八丈島の豪商、玉置半右衛門[たまおきはんえもん]の開拓に始まる島の歴史や文化を紹介している資料館。とりわけ製糖会社支配時代に関する資料は必見。製糖会社が貨幣の代わりに発行していた物品引換券や渡島承認証などが、当時の管理体制を伝えている。センター横には、サトウキビ運搬や島民の物資の輸送に活躍したシュガートレインも1両保存展示されている。
岩礁をくり抜いて人工的に潮溜まりを設けた海水プール。険しい絶壁に囲まれ、砂浜のない南大東島では貴重な海水浴ポイントだ。太平洋のど真ん中を泳いでいるような豪快な気分が味わえる。水深2mほどになる満潮時や、波が高い時は泳げない。付近には展望用の東屋も設置されている。東海岸にもう1カ所、海軍棒プールがある。
亀池港[かめいけこう]の近くにある標高56mの展望台。はるか北には北大東島が見える。周囲約21kmの島ながら、展望台からの風景が広大な土地のように見えるのは、サトウキビやジャガイモの耕地の単位面積が大きいため。また、島の地形が周辺部ほど高い洗面器型なので、周りの海がほとんど見えないせいでもある。
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