
永源寺
康安元年(1361)創建、臨済宗永源寺派の大本山。開山は寂室元光禅師(正灯国師)。紅葉の名所として知られ、秋には境内全域が鮮やかに彩られ、総門から山門(滋賀県指定文化財)への道中はモミジトンネルと称される。奥へ進めば、全国でも珍しいヨシ葦きの大屋根をもつ本堂が出迎え、自然と建築のコントラストは見応えがある。ここに祀られる本尊は、世継観音[よつぎかんのん]と称され、一心に願えば世継ぎを授かる、霊験あらたかな子授けや事業引継ぎの観音として親しまれている。寺は日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」構成資産に認定。