-
道路を挟んだ丘の上に立つ
五箇山和紙の里の施設。地元産のタテヤマスギや檜の天然木をふんだんに使った建物は、合掌造と現代建築の手法を融合させたユニークなもの。館内では、平地区の原始時代から今日までの歴史や産業、文化を映像などを用いて詳しく紹介している。塩硝[えんしょう]に関する資料も充実しており、全国から収集された古文書や道具で、その歴史や世界的にも珍しい製造工程が学べる。1階中央の縄文時代の竪穴式住居は、昭和53年(1978)に東中江遺跡から発掘された石組炉から復元したもので、合掌造を思わせる構造が興味深い。所要20分。