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町石と町石道の様子
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町石と町石道の様子
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町石と町石道の様子
慈尊院から高野山までの表詣道。参詣者が山道で迷わないよう、祈りと道標を兼ねた石製の町石(国史跡)が1町(109m)毎に立つ。町石は根本大塔から山麓の慈尊院まで180基、根本大塔から奥の院まで36基。参詣登山口の石は180町石で、慈尊院と丹生官省符神社の間の石段の右脇に立つ。高野山開創後まもなくは木製の道標だったが、鎌倉時代に現存の石製に建て替えられた。工事は文永2年(1265)の建立発願から20年を費やし弘安8年(1285)に完成。現在は世界遺産に登録され、多くの人がハイキング(所要6時間30分)や参詣登山を楽しんでいる。