近鉄土師ノ里駅の道路を挟んで向かい側にある小山。かつてこの辺りには「沢田の七ツ塚」と呼ばれた中・小の古墳が点在していたが、宅地化により消滅し、国指定史跡の鍋塚古墳だけが残る。築造は4世紀末で仲姫命陵古墳の陪塚と考えられ、当時は濠のある一辺63mの大形方墳だった。現状は一辺40m、高さ7mの方形の墳丘が残存しており、埋葬施設や副葬品は不明だが、円筒埴輪や形象埴輪の破片が出土している。草の緑に覆われた墳丘の階段を登れば、墳頂から土師ノ里駅背後に市野山古墳の後円部が、南西には仲姫命陵古墳が眺められる。
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