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風見鶏の館で親しまれる旧トーマス邸
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「旧トーマス住宅」として国の重要文化財に指定されている風見鶏の館
神戸市随一の繁華街・三宮。その山手側の北野町山本地区は、明治から大正にかけて、外国人居留地から移り住んだ人々の住宅地だったところ。昭和初期には約200棟の外国人住宅があったという。現在では、国の重要文化財に指定されている風見鶏の館と呼ばれる旧トーマス邸や、萌黄の館で親しまれる小林邸などの洋風建築物33件と和風建築物7件が残り、「神戸市北野町山本通重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。ベランダや張り出し窓、鎧戸などが特徴の異人館は、建物によって意匠や色調が異なり、通りを散策するだけでも楽しめる。