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かつて盛んだった捕鯨や教会関連などを紹介
上五島の玄関口である有川港ターミナルビル「鯨賓館」にある博物館。「有川湾の捕鯨」や「母船式捕鯨業」、「鯨の生態」などのコーナーでは、明治時代末期まで有川湾で行われていた捕鯨に関する多様な資料をパネルや実物を使って紹介。古式捕鯨時代に使用された包丁や銛などの道具や、7種類の鯨類の模型や骨格標本などが興味深い。悠然と泳ぐクジラの映像を見ながら、マッサージ機能付きのイスでくつろげるミニシアターが好評。また、上五島にある29の教会と横綱佐田の山関も紹介。教会を紹介するパネルとともに、教会建築に功績のある地元魚目地区出身の鉄川與助の設計図や愛用の大工道具などを展示している。ミュージアム外のミンク鯨の骨格標本と実物大模型も圧巻。