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総ケヤキ造りの堂々たる山門
瑞泉寺の山門。間口20.3m、奥行15.5m、高さ17mの総ケヤキ重層伽藍造。享和元年(1801)、京都の大工・柴田新八郎によって再建された。正面の竜の彫刻は、京都の名工・前川三四郎によるもの。2階天井には、岸派森間材(寒峯)作の『天女と瑞雲』が描かれている。花紺青(顔料)を使い鍮泥[ちゅうでい]地技法により描かれたという国内でも珍しいもの。山門楼上全体は日光東照宮陽明門など数例という、鉄漿染[てっしょうぞめ]が施されている。富山県重要文化財。太子伝会期間中には、2階が拝観できる。