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山科地蔵
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地蔵堂・拝殿
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蝉丸・人康親王供養塔
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井戸
山科地蔵は仁寿2年(852)小野篁公が作った六地蔵尊像の中の御一方だ。後に、西行法師、平清盛によって伏見大善寺から都の出入口6カ所に分置された。都の東の門番、東海道を守護する本尊として、旧東海道に面して建つ六角堂に安置している。霊像は、平安時代の作風と伝わり、境内の趣からは当時の様子がよく偲ばれる。時代を超えて変遷する事のない、生活と信仰の姿を感じる事が出来る。徳林庵は、南禅寺第260世住職雲英正怡禅師によって、天文19年(1550)に創建された臨済宗南禅寺派の寺院。山科地蔵尊を御守りしている。