
令和7年度仙台市・宇和島市歴史姉妹都市提携50周年記念特別展
宇和島の武家や文化のルーツ、東北にあり!
期間2025年10月11日(土)~11月24日(月)
会場宇和島市立伊達博物館
- 愛媛県 宇和島市
- 宇和島駅
この山は、大師四国の各地で御修行の砌、この地に立ち寄られ僻地故に都の文化の恩恵の影薄を憂い給い、四国八十八カ所霊場の開創を発願され、大同年間にその御願成就されたのを記念し、ここに堂宇を建立されたお寺と伝わる。京都大覚寺二品親王四国幸の砌、この山に御駐興遊ばれ、風光明媚と賞せられ臨開山福壽寺の号を賜る。元和元年(1615)初代藩主伊達秀宗公御入部の砌、この山を宇和島城(十万石)の鬼門の鎮として、藩と領民の安泰と繁栄を守護する伊達家祈願寺と定められる。これを享けて平成2年(1990)、山頂に白亜の除災招福大観音像中国より歓請し、万民の平和と利福を期し建立されている。一石彫りとしては西日本随一の大きさである。
宇和島駅の北にあり、高さ12mの石造りの大鳥居と夏祭りで名高い社。海上守護神として信仰を集め、地元では和霊さまの名で親しまれる。境内脇に掲げられた干支の大絵馬が印象的。宇和島最大の祭り、和霊大祭は7月23・24日に行われ、社前で大漁・豊作を祈る祭典が行われる。松明に照らされた神社前の須賀川に山車に次いで神輿が走り込み、若者たちが御幣を奪い合う「走り込み」は圧巻。
伊達家ゆかりの資料を展示する博物館。掛軸や古文書、金蒔絵が施された化粧道具などの調度類、9代藩主夫人が輿入れの際に乗った女乗物[おんなのりもの]など、大名ならではの作品を見ることができる。豊臣秀吉の肖像画(国指定重要文化財)は期間限定で展示される。所要時間45分。