世界遺産熊野古道の小辺路をウォーク
期間2023年7月15日(土)~7月17日(月) このイベントは終了しました
会場高野山大門(集合)
女人道は高野山の聖地周囲の山々をめぐる尾根伝いの道。明治5年(1872)まで、女性は高野山内への入山が禁じられていたため、やむなく高野七口と呼ばれた山内への入口をたどって、遠く弘法大師の御廟を遥拝するしかなかったのだ。1000m級の山々をつたい、木立を縫う細道が今も残されていて、森林浴を楽しめるハイキングコースとして歩くことができる。女人堂が残る不動坂口から奥の院までの半周コースは、弁天岳に登り、大門前を通って、相浦口、大滝口、大峯口を経て奥の院前へ。
高野山の中心部に豪壮な構えを見せて立つ。元祿年間(1688-1704)創業、現在は12代目が後を継いでいる珠数、仏具を専門としてきた老舗だ。店舗は昭和8年(1933)建造の国の有形登録文化財。念珠を主に、参拝に使える珠数やさまざまな仏具を取り揃えているが、ごま豆腐などの高野山の名産品などもある。ブレスレット型の腕輪念珠は気軽に身に付けたい天然石の数珠。値段も2000円前後~。代表的な念珠の素材に星月菩提樹がある。
高野山にある徳川家康・秀忠親子の霊を祭る2基の霊屋[たまや](重要文化財)。向かって右側が家康、左側が秀忠。3代将軍家光が寛永20年(1643)に建立。いずれも約6m四方の一重宝形[ひとえほうぎょう]造で、銅瓦葺の屋根の頂に露盤を載せ、周囲に縁と勾欄[こうらん]を配している。正面の向拝[こうはい]は唐破風[からはふ]。家康は寅、秀忠は兎の干支の彫刻がある。内部は非公開。壁面・天井・厨子にいたるまで、金銀の蒔絵や極彩色の装飾金具など絢爛豪華な飾りが施されている。