
蔦の細道
静岡市の丸子と藤枝市岡部町の間にある宇津ノ谷峠は古くから難所として知られ、蔦の細道はその山越えの道だった。平安~鎌倉時代には東西を行き交う主要幹線でもあり、文人や墨客の足跡が残る。伊勢物語の中でも在原業平が「宇津の山辺」と謡い、途中には歌碑も立つ。ツタカエデなど様々な植物が鑑賞できるコースのスタート地点は宇津ノ谷入口バス停。国道1号線沿いの道の駅宇津ノ谷峠の一角に、蔦の細道入口がある。全長2km。幅1mの道を進み、急に展望が開けると頂上に到着。頂上まで約30分。蔦の細道から旧東海道へ抜けることもできる。