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日本最大級の巨大ダムな黒部ダム -
豪快な放水では虹がかかることもある -
高さ186m、長さ492mのダムの堰堤で巨大さを実感 -
放水された水は黒部川となって下る
当時の金額で513億の巨費を投じ、延べ1000万人もの人手による難工事を経て造られたアーチ式ドーム越流型ダムの黒部ダム。昭和33年(1958)に関電トンネルが開通し、本格的に建設がスタート、昭和38年(1963)に完成した。高さは日本一の186m、堤頂長は492m。年間発電量は約10億kWh。黒部ダム駅から階段を上った標高1508mの黒部ダム展望台からは黒部ダムが眼下に広がり、正面には立山の雄姿が迫る。放水をより間近に見られる展望台下の放水観覧ステージでは、毎秒10~15トンの大迫力の観光放水(6月26日~10月15日)が見もの。さらに下の黒部ダム新展望広場・レインボーテラスには、ダム建設の歴史の紹介や映画『黒部の太陽』のトンネルセットレプリカを展示する黒部ダム新展望広場特設会場を開設。ダムえん堤へは黒部ダムレストハウスを経て出られる。ダム右岸には、ダム建設工事で犠牲になった171名の霊を弔う慰霊碑も。