ミロクの辻磨崖仏
笠置へ続く古道の辻にある岩に線刻され、笠置寺本尊の弥勒磨崖仏を模したものと伝わる。目を凝らすと、体を左方に傾けた姿が見える。わらい仏を彫った伊末行文永11年(1274)の作である。
ジャンル/こだわり条件等を指定して検索できます。
笠置へ続く古道の辻にある岩に線刻され、笠置寺本尊の弥勒磨崖仏を模したものと伝わる。目を凝らすと、体を左方に傾けた姿が見える。わらい仏を彫った伊末行文永11年(1274)の作である。
釈迦寺跡に立つ。地蔵と呼ばれているが定印を結ぶ阿弥陀でこの辺の在銘石仏で最古、弘長2年(1262)作。首が切れているわけではなく、首のくびれが深くて切れているように見えるから、また、昔この北方にあった処刑場に置かれていたといわれることから、こう呼ばれる。
中央に地蔵菩薩、向かって左に阿弥陀如来、右に十一面観音という珍しい配置。地蔵菩薩の額には白毫を嵌めた跡が残っている。弘長2年(1262)の作で、当尾の石仏最古。
高さ約1.2mのお不動さん。厳しさの中にどこか親しみを感じる表情が印象的。願い事をただ1つだけ一心にお願いすれば叶えてくれるという。弘安10年(1287)作。
錫杖を持った三体の地蔵菩薩は、三界の霊を供養する意味がある。中央の仏が少しだけ大きい。
火伏せの神を祭る愛宕神社への献灯籠。上に行くほど細くなり、にょきっと立つ姿はなんともユーモラス。火袋をほっただけの簡素な形は、現代彫刻をも思わせる。
少し左に傾いた岩に彫られた穏やかにほほえむ阿弥陀三尊像。高さ約80cmの阿弥陀如来の両脇に観音、勢至菩薩が刻まれる。横には「ねむり仏」もある。永仁7年(1299)伊未行作。
寺伝によると、永承2年(1047)創建の西小田原寺[にしおだわらでら]を前身とする。平安貴族が憧れた浄土を形にした寺といわれ、浄土式庭園(史跡・特別名勝)の中で本堂(国宝)と三重塔(国宝)が向かい合う。嘉承2年(1107)建立の本堂には、藤原時代の木造阿弥陀如来坐像(国宝)が9体祀られ、穏やかな表情の四天王立像(国宝)なども安置。鎌倉時代の妖艶な秘仏吉祥天立像(重要文化財)は、1月と春・秋に開扉される。
古くから寺院が営まれた当尾には、磨崖仏や石仏が数多く残されている。すべてを見るには時間もかかるが、浄瑠璃寺と岩船寺を結ぶ約2kmの道を歩くだけでもさまざまな石の仏に出合える。浄瑠璃寺からたどると、ひょろっとした形の「あたご灯籠」、ほほえんだような表情がユニークな「笑い仏」、岩肌に刻まれた「不動明王磨崖仏」などが次々に現れる。鎌倉期のものが多い。下りになるので、岩船寺からスタートするのがおすすめ。
一つの岩に阿弥陀如来坐像と面を変えて地蔵菩薩立像が彫られている。線彫灯籠は火袋を彫り込み燈明が供えられる。「からすのつぼ」道の分岐点にあり、穴が掘られた礎石が唐臼に似ていることから「カラスの壺」とよばれる。
運行情報はありません。
路線が登録されていません。
路線登録で登録した路線の運行情報が表示されます。
路線を登録すると、登録した路線の運行情報が右サイドで表示される機能です。
トップページ、電車関連ページで表示されます。
エリアを登録すると、登録したエリアの天気情報が表示されます。