
松ヶ岡開墾場
国指定史跡・松ヶ岡開墾場は、明治5年(1872)に旧庄内藩士約3000人が刀を鍬に替えて開墾し、広大な桑園と蚕室群を設けて養蚕業を始めた中心地。鶴岡・庄内は国内最北限の絹産地に発展した。開墾の本部とした本陣や、5棟の大きな蚕室、貯桑土蔵などが、明治の面影そのままに現存する。蚕室は、開墾の歴史を伝える松ヶ岡開墾記念館をはじめ、6・9月に蚕飼育が見られるおカイコさまの蔵、鶴岡の絹産業の歴史と魅力に触れる体験型施設のシルクミライ館として公開。食堂やショップもあり、季節のマルシェやワークショップなども開催。