沼尻平
尾瀬沼北西の岸辺から燧ケ岳の山裾にまで広がる湿原。尾瀬沼を一周するコースの北岸道と南岸道の起点であり、また、燧ケ岳山頂に直登するコースと燧の山裾を巻いて尾瀬ケ原に抜けるコースが交差して延びている。「ぬまじりだいら」とも読む。
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尾瀬沼北西の岸辺から燧ケ岳の山裾にまで広がる湿原。尾瀬沼を一周するコースの北岸道と南岸道の起点であり、また、燧ケ岳山頂に直登するコースと燧の山裾を巻いて尾瀬ケ原に抜けるコースが交差して延びている。「ぬまじりだいら」とも読む。
平成19年(2007)8月30日に「尾瀬国立公園」として指定された尾瀬は、群馬県、福島県、新潟県、栃木県にまたがる3万7200haの敷地に、山林や湿原、池塘群など貴重な生態系が集まる日本有数の景勝地。入山期間は5月中旬~10月中旬で、特に5月下旬のミズバショウ、7月上旬からのニッコウキスゲの時期に多くの人が訪れる。尾瀬ハイクの中心は池塘が広がる尾瀬沼と、湿原の景観が楽しめる尾瀬ケ原。尾瀬沼には福島側から入るのが最短で、バス停沼山峠から大江湿原を経由して尾瀬沼に向かうコースは往復約7kmで日帰りでも楽しめる。
沼山峠休憩所の横から樹林帯の中の道を通って檜枝岐の村はずれにある七入へと続く沼田街道。沼山峠休憩所まで車道が整備されてからは、この険しい山道を通る人は少なくなったが、その分自然そのものが残され、静けさの中での山歩きが楽しめる。その途中にある滝が抱返の滝だ。25mほどの落下を見ることができる。沼山峠から七入までは所要約2時間30分。
東北一の高さを誇る燧ケ岳。尾瀬ケ原と尾瀬沼の原形を作り出した火山だが、約8000年以上活動は行われていない。花崗岩が盛り上がった山頂付近は、三角点のある爼ぐら、2356mの最高峰を示す柴安ぐら、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つのピークがある。尾瀬沼・尾瀬ケ原・小沢平からなど、ピークは眺める方向や場所によって重なったり、離れたりと微妙に表情を変える。
燧裏林道のコース中で最も大きく美しい湿原。緩やかな傾斜を見せて湿原が広がり、シラベやネズコなどの疎林が湿原を隈どるように高く低く並んでいる。キンコウカの黄色い小さな花があたり一面に見られる8月、また草モミジの湿原に針葉樹の黒い疎林と白く雪を頂いた越後の山々が望める10月がすばらしい。
標高1660mに位置。周囲約6kmに及ぶ広がりを見せており、尾瀬ケ原と並んで尾瀬を代表する景勝地となっている。最深部でも10mほどしかない比較的浅い沼で、ヒメマスやニジマスのほか、ヤマメ・イワナ・フナなど約10種類の魚が棲息。澄みきった湖面に燧ケ岳を映した姿は美しい。
標高2249mの赤ナグレ岳は、爼、柴安に次ぐピークで頂上南端に位置し、この南側は小さい火口湖を抱いた鐘状火山の様相を示している。4つのピークのほかに、旧噴火口のある御池岳もある。
木道をはさみ、左右対称に二つの池塘が並ぶ大きな傾斜湿原。御池寄りに位置する広沢田代同様、明るく開け美しい。ガレ場や急坂の続く険しいコース中で、ほっと息のつける得難いポイント。7月上旬のワタスゲが美しいことでも知られ、御池方向を振り返ると会津駒ケ岳や大杉岳が正面に見える。熊沢田代を過ぎたあたりから頂上付近の急登が始まる。
七入から御池に至る樹海ライン沿いにあるモーカケの滝。モーカケ沢に裾広がりの美しい姿を見せて落下している。平安時代の装束である裳を掛けた形に滝の姿が見えることから命名されたという話が伝わっている。ブナやミズナラなどの広葉樹林の森が広がる七入付近は、尾瀬の紅葉に少し遅れて見頃となるが、その美しさも格別の趣。
下田代のほぼ中央を南から北に流れる小さな沢で、太古は沼尻川の旧水路であったといわれる。この六兵衛堀の小規模な拠水林を抜けたところには、ミズバショウの群落が見られ、それに混じって愛らしいザゼンソウの姿もある。一段高くなった湿原に出ると、前方に大きくそびえる燧ケ岳の裾野に下田代の山小屋群が立ち並んでいる。
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