
富士見峠
晴れた日には、片品渓谷や赤城山のはるか向こうに富士山の姿を望めることから名付けられた。実際には、三角点のある標高1883mの富士見峠は針葉樹に囲まれており、眺望は利かない。富士山を見ることができるのは、峠より徒歩5分ほどアヤメ平寄りに位置する冨士見小屋前の広場。快晴の日の午前中などに、特徴のある青い小さなシルエットが遠く見える。
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晴れた日には、片品渓谷や赤城山のはるか向こうに富士山の姿を望めることから名付けられた。実際には、三角点のある標高1883mの富士見峠は針葉樹に囲まれており、眺望は利かない。富士山を見ることができるのは、峠より徒歩5分ほどアヤメ平寄りに位置する冨士見小屋前の広場。快晴の日の午前中などに、特徴のある青い小さなシルエットが遠く見える。
三平峠から下ってきた尾瀬沼のほとり。木のテーブルとベンチが置かれた広場には、景観を楽しみながら休憩しているハイカーの姿がいつも見られる。ここは沼越しに燧ケ岳が大きく見えるビューポイント。残雪をまとった姿を澄みきった尾瀬沼に映した初夏、緑に染められた夏、オレンジ色に燃え立つ草モミジを前にした秋とそれぞれに楽しめる。
長沢新道の中間に台地状になった小広い空間がある。尾瀬ケ原からかなり続いた急斜面を登り切った地点にあり、リュックサックを置いてひと息つくには格好の広場だ。西斜面に至仏山を望めるといわれるが、樹木に囲まれているため、ほとんど見ることはできない。
ブナやミズナラなどの保水能力の高い木々が茂り、雨の降ることが多い尾瀬では、ほとんどのコースで水場に出合える。三平峠の群馬側、三平見晴下の急坂の途中に岩肌から豊富に湧き出る清冽な清水も、ハイカーはもとより、沼田街道の時代から、この道を行く旅人たちの喉を潤してきた。口に含むとヒヤリと冷たくまろやかな味がする。
尾瀬沼南岸道の途中、大清水平分岐から山道に入り急斜面を登ったところにある湿原。大清水に出る道と間違える人がいるが、富士見峠に至る道が続いている。大清水平から先の道は通る人も少なく道も荒れているため、初心者は大清水平までの往復にとどめよう。大清水平はオオシラビソやコメツガなど針葉樹に囲まれた小規模な湿原だが、楚々とした風情のミズバショウの群落に出合える。尾瀬沼に注がれる水源地にあたり、樹林の頭越しに燧ケ岳の姿を見ることもできる。雪が残っている時期は登山道からはずれないよう注意が必要。大清水分岐から約20分。
至仏山頂の北東側に開けた台地が、シナノキンバイなどの高山植物の宝庫・高天ケ原だ。眼前に広がる尾瀬ケ原の絶景と相まってまさに天上の楽園。以前この一帯が踏み荒されて荒廃したため、至仏山頂と山ノ鼻を結ぶ登山道は通行禁止だったが、現在は木道やテラスが設けられた。高天ケ原のほかにも、タカネナデシコ、ヒメシャジンなどが咲く山頂付近や、ハクサンコザクラ、ハクサンフウロなどが見事な小至仏山下など、数箇所に花畑がある。残雪期には登山道が見えず、花畑に踏込みやすい危険性が高いことから登山は7月に入ってからの解禁となっている。
冨士見小屋の広場からアヤメ平へと向かう道はすぐに階段状の登りとなり、上がりきったところに小さな湿原が広がっている。ここが富士見田代で、端には小さな池があり、池をはさんだ向かいに燧ケ岳の山頂部が顔をのぞかせている。思いのほか間近に眺められ格好のカメラポイントとなっている。池の辺りに木道が整備され、ゆっくり写真撮影をすることができる。
尾瀬ケ原の上田代と中田代の境目に、アヤメ平の裾野の一角が湿原の中に入り込んだ牛首とよばれる場所がある。湿原に張り出した小山の形が、横から見ると牛の首のようだとも、また尾瀬ケ原に巨大な牛が寝転んだところ、尻が沼尻に、首がこのあたりにきたことから牛首と呼ばれたなど、さまざまな説がある。
首都圏からアプローチする場合、最も手軽に行ける入山口。標高は1591mで、ひと下りするだけで尾瀬ケ原に出られるほか、アヤメ平や至仏山への登山口ともなっている。戸倉から鳩待峠に至る道は、環境保護のため途中の津奈木からシーズン中のマイカーの乗り入れが制限されている。
大清水の駐車場の横に広がる大きな湿原。尾瀬で最も早くミズバショウが咲き、歩いて峠を越さなくても花を見られることから、多くの観光客が訪れ賑わいをみせている。ここの木道は、足の不自由な人でも車椅子で通れるよう、木道の幅を広くし縁を設けるなどさまざまに工夫が凝らされている。大清水の公衆トイレも車椅子のまま利用できる。
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