
リンドウ池(りんどう池)
雷鳥荘のすぐそばにある、ミドリガ池よりも小さな池。標高2354mに位置し、水深は約1mと浅く、湖底の岩が水面のところどころに露出している。その名が示すように、周囲の斜面には7月中旬~8月末になると、リンドウの花が咲く。ミヤマリンドウ、タテヤマリンドウといった草丈10cm程度の小さな花なので、見落とさないように。夏には渇水することもある。
- 「室堂駅」から徒歩12分
ジャンル/こだわり条件等を指定して検索できます。
雷鳥荘のすぐそばにある、ミドリガ池よりも小さな池。標高2354mに位置し、水深は約1mと浅く、湖底の岩が水面のところどころに露出している。その名が示すように、周囲の斜面には7月中旬~8月末になると、リンドウの花が咲く。ミヤマリンドウ、タテヤマリンドウといった草丈10cm程度の小さな花なので、見落とさないように。夏には渇水することもある。
立山連峰東面のなだらかな大斜面がタンボ平とよばれる。黒部平から全景が見渡せるが、より印象的なのはロープウェイからの眺めだ。ダケカンバ、ナナカマド、ミネカエデなどの落葉樹林が季節ごとに彩りをみせる。特に6月のみずみずしい新緑、10月上旬の鮮やかな紅葉は見逃せない。また、その年の気候によって冠雪と紅葉、緑の三段染めが見られることもある。
立山の火山活動で生じた溶結凝灰岩の一枚岩が、称名川によって削られてできた壁。大きく二段になっていて、称名川の南側に、最大高低差約500m、長さ約2kmにわたって続く。立山駅から称名滝に向かう車窓から右手に眺められ、駐車場のある展望台からはじっくりと観察できる。紅葉の季節の彩りは見事。
カール(圏谷[けんこく])とは氷河の浸食でできた谷状の地形で、スコップでえぐったような丸い底が特徴。雄山山頂の西側にある山崎カールは幅約400m、長さ約600mの小さな圏谷。明治38年(1905)、地理学者山崎直方[やまさきなおまさ]博士により日本で初めて発見され、日本に氷河時代が存在したことが証明された。圏谷内は立入禁止だが、エンマ台から眺めるとその形がよく分かる。昭和20年(1945)2月22日国の天然記念物に指定。
立山の火山活動で生まれた火口跡に水がたまった湖。標高2405m、周囲630m、深さ16mと室堂平では最大。一年の半分は氷結しており、初夏でも残雪を浮かべている。かつてはこの池の水を使って立山権現に捧げる料理が作られたといい、名前は「神様の台所」という意味の「御厨」[みくり]から。池が小さいと嘲笑った越前の法師が池を泳ぎ、3周したところで水底に引き込まれてしまったという伝説もある。池の縁に整備された遊歩道は、約1時間で一周できる。池の周囲に生えたハイマツの間に、クロユリ、コバイケイソウなどの高山植物が見られ、5、6月にはライチョウが姿を現すこともある。
弥陀ケ原は、室堂の西に広がる標高約1600~2100m、東西9km、南北3kmの溶岩台地上に発達した高層湿原で、平成24年(2012)にラムサール条約湿地に登録されている。1周約2.1km、約1時間15分の木道の遊歩道沿いには、大小3000もの餓鬼田[がきた]と呼ばれる池塘が点在し、ワタスゲの群落やタテヤマリンドウなどの花が咲いている。遊歩道は弥陀ケ原バス停から始まり、木道の周辺には黒々とした池塘が見られる。一ノ谷分岐からは笹の茂る木道を進み、追分分岐で左折。立山有料道路の弥陀ケ原出口に出ればバス停弥陀ケ原まであと少しだ。9月下旬~10月中旬の紅葉も見事。
日本一の落差を誇る滝で、国の名勝・天然記念物。落差は350mで、上から70m、58m、96m、126mと4段に分かれている。エメラルドグリーンの水をたたえる滝壺は深さ6m、直径60m。この巨大な滝の豊富な水は弥陀ケ原から流れてくるもので、雪がとける春から初夏の頃が最も多くなる。立山を訪れていた法然[ほうねん]上人が迫力満点の滝の轟音のなかに、「南無阿弥陀仏」という称名念仏を聞いたことから、称名滝と名付けられたという。平成24年(2012)7月には、立山弥陀ケ原・大日平がラムサール条約湿地に登録された。
「ブナ平立山のスギ」とも呼ばれる幹回り約9m40cm、樹高約21m、推定樹齢は800年にもなるというタテヤマスギ。林野庁の「森の巨人たち百選」にも選定されている巨木で、立山高原バス道路の途中にあるため、バスの車内アナウンスでも紹介される。美女平駅からは美女平遊歩道外回りコース約1.6kmをブナ坂まで歩き、立山高原バス道路に出て約500m。往復約2時間30分。さらに称名滝を望む滝見台まで行くことも可能だが、バスは滝見台から途中乗車できないので歩いて戻ることになる。
樹齢1000年以上のタテヤマスギや樹齢数百年のブナの原生林が広がる、美女平の豊かな森をめぐる散策路。コースは、美女平駅から不老樹やおんば杉などのタテヤマスギの巨木に出会える約2km、所要1時間の内回りコース、火炎杉と根曲がり杉を巡る約3km、所要2時間の中回りコース、約4km、所要約2時間30分のブナの原生林も散策できる外回りコースの3コース。コースは多少の起伏があり、軽登山靴の着用が望ましい。美女平遊歩道の入口は美女平駅を出た右手前方の大きな案内板が目印。
ミクリガ池の東側にある火口湖。水深は浅く、約1.6m。岸に立つと水底の岩が見え、透明度の高さを実感することができる。静かな水面には立山の姿がくっきりと映り、残雪や紅葉の頃はさらにその美しさを増す。また、この水で、修行者たちが写経に使う墨を摺[す]ったと伝えられている。池のほとりに遊歩道があり、周辺にはイワイチョウやヨツバシオガマなどの湿生植物、高山植物も見られる。
運行情報はありません。
路線が登録されていません。
路線登録で登録した路線の運行情報が表示されます。
路線を登録すると、登録した路線の運行情報が右サイドで表示される機能です。
トップページ、電車関連ページで表示されます。
エリアを登録すると、登録したエリアの天気情報が表示されます。