東林院(沙羅双樹の寺)
妙心寺境内の東側に位置。享禄4年(1531)、細川氏綱が父の菩提を弔うために建立。本堂前庭には、十数本の沙羅双樹の木があり、その花が美しい寺として知られる。見ごろとなる季節には、沙羅の花を愛でる会(6月中旬~下旬)を開催。特別公開される。住職手作りの精進料理が食べられる宿坊としても有名。火・金曜には精進料理体験教室が開かれる。
- 「妙心寺駅」から徒歩9分/「龍安寺駅」から徒歩10分
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妙心寺境内の東側に位置。享禄4年(1531)、細川氏綱が父の菩提を弔うために建立。本堂前庭には、十数本の沙羅双樹の木があり、その花が美しい寺として知られる。見ごろとなる季節には、沙羅の花を愛でる会(6月中旬~下旬)を開催。特別公開される。住職手作りの精進料理が食べられる宿坊としても有名。火・金曜には精進料理体験教室が開かれる。
開基は和気清麻呂。のちに唐から帰朝した空海も住持を務めた。その後荒廃したが、平安末期に文覚上人[もんがくしょうにん]が後白河法皇、源頼朝の寄進を受け復興させた。仏教美術の宝庫として知られ、金堂の本尊薬師如来立像(国宝)は、唇と眼だけに彩色を施した、厳しい表情の榧の一木造で、貞観時代の密教彫刻の傑作。多宝塔の本尊五大虚空蔵菩薩坐像(国宝)は、胡粉で全身彩色され女性的な優しさを漂わせる。地蔵院前庭からは眼下の錦雲渓に向け、かわらけ投げを楽しめる。
宝徳2年(1450)、徳大寺家の別荘を細川勝元が禅寺に改めたのが始まり。二度の火災で焼失し、現在の方丈は慶長11年(1606)に建てられた西源院の方丈を移築したもの。方丈前庭の枯山水庭園(史跡・特別名勝)は白砂に15の石組を配し、虎の子渡しの庭ともいわれ、石庭といえば龍安寺を指すほど有名だ。境内には秀吉が絶賛した侘助椿の古木や、水戸光圀寄進の「吾唯足知」[われただたるをしる]と刻んだ蹲踞[つくばい]などもある。5月~9月末までは鏡容池[きょうようち]の睡蓮が見事。
太秦は養蚕・機織りの技術に優れた秦氏の居住した地であったことから、木島坐天照御魂神社の境内には養蚕社が祭られ、一般に「蚕の社」といわれるようになった。今も製糸業者の信仰が厚い。また、日本で唯一の三方が正面となる三柱鳥居がある。
『源氏物語』の主人公光源氏のモデルとされる源融[みなもとのとおる]の山荘跡に阿弥陀堂を建てたのが始まり。嵯峨釈迦堂とも呼ばれる古刹。清凉寺式といわれる本尊の釈迦如来像(国宝)は、東大寺の僧、ちょう然が宋から招来したと伝える。目には黒水晶、耳に水晶をはめ込み、縄状の髪で、胎内には絹製の五臓六腑や経巻が納められた特異な様式。
神護寺から清滝川沿いに約10分歩き、朱塗りの指月橋を渡った所に立つ。天長年間(824~833)に空海の弟子智泉が、神護寺の別院として創建。現在の堂宇は徳川5代将軍綱吉の生母桂昌院[けいしょういん]の寄進で再建されたといわれている。本堂に安置された本尊木造釈迦如来立像(重要文化財)は、生前の釈迦の姿を伝えるとされる「清凉寺式」で、像高約52cm、運慶作。脇に祭られている千手観音立像(重要文化財)は藤原時代の作。
平安初期の右大臣清原夏野[きよはらなつの]の山荘を、大治5年(1130)、鳥羽上皇の中宮待賢門院[たいけんもんいん]が復興。その後、応仁の乱などで荒廃したが、元和3年(1617)泉涌寺の照珍によって再建された。仏像・絵画・工芸に見るべきものが多い。特に、国宝の藤原時代の本尊阿弥陀如来坐像は、光背や台座の蓮弁に華麗で繊細な彫刻が施されており見事。夏には約90種類のハスが咲き競う、ハスの寺としても有名で、国の特別名勝である日本最古の人工の滝「青女滝」の石組みも必見。
小倉山の中腹にある名刹で、秋の紅葉の美しさでも知られている。静寂な寺の佇まいが天台四土の一つ常寂光土を思わせるところから、寺名となった。茅葺きの仁王門には運慶作と伝えられる仁王像が立っている。檜皮葺きの多宝塔(重要文化財)は、江戸時代の建築ながら華麗な桃山様式を伝えている。
貞治元年(1362)、権争の過中を出て禅の道に入った光厳天皇が庵を結んだのが始まり。仏殿、舎利殿が立つ境内は桜で埋まり、なかでも細い枝を幾重にも垂らす樹齢600年余の九重桜(天然記念物)は、特に美しい枝垂桜。このほか、江戸時代に京都御所左近の桜を株分けしたとされる左近桜、その美しさに感動して後水尾天皇が御車[みくるま]を返したとされる御車返しの桜もある。花の見頃は、4月中旬以降。10人以上の拝観は事前にFAXにて要申込み。
本尊は千手観音。平安時代から厄除けの観音様として厚く信仰されている。春はシャガ、秋は紅葉の羅漢寺として親しまれているこの寺には、境内に1200躰もの表情豊かな石造の羅漢さんが並び、訪れる人々の心を和ませてくれる。嵯峨野めぐりにはここを出発点とする「嵯峨野散策モドルコース」がおすすめ。「清滝行き」の京都バスに乗れば、嵐山周辺からの上り坂も楽々。後の見所は全て下り坂コースになるので帰り道も安心。ここが嵯峨野めぐりの始発点だ。
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