
仙洞杉
「ブナ平立山のスギ」とも呼ばれる幹回り約9m40cm、樹高約21m、推定樹齢は800年にもなるというタテヤマスギ。林野庁の「森の巨人たち百選」にも選定されている巨木で、立山高原バス道路の途中にあるため、バスの車内アナウンスでも紹介される。美女平駅からは美女平遊歩道外回りコース約1.6kmをブナ坂まで歩き、立山高原バス道路に出て約500m。往復約2時間30分。さらに称名滝を望む滝見台まで行くことも可能だが、バスは滝見台から途中乗車できないので歩いて戻ることになる。
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「ブナ平立山のスギ」とも呼ばれる幹回り約9m40cm、樹高約21m、推定樹齢は800年にもなるというタテヤマスギ。林野庁の「森の巨人たち百選」にも選定されている巨木で、立山高原バス道路の途中にあるため、バスの車内アナウンスでも紹介される。美女平駅からは美女平遊歩道外回りコース約1.6kmをブナ坂まで歩き、立山高原バス道路に出て約500m。往復約2時間30分。さらに称名滝を望む滝見台まで行くことも可能だが、バスは滝見台から途中乗車できないので歩いて戻ることになる。
ミクリガ池からリンドウ池に行く途中の右手に見えるいくつもの小さな池。立山地獄の1つで血の池地獄ともいわれる。伝説では、ここは女性が落ちる地獄で、池にたまった血を飲み干すよう、地獄の鬼に責められると恐れられていた。池とはいっても、湿地帯の水たまりのようなもので、水深は浅く、水の色は酸化鉄によって赤味がかっている。池のそばまで近付くことはできないが、遊歩道から眼下に一望できる。
弥陀ケ原の泥炭湿原は、多量の積雪や低温多湿な環境で発達したもの。そこに見られる多数の池塘[ちとう]は、この高原の特徴だ。伝説によると、立山の餓鬼道地獄に堕ちた亡者が作った田んぼとされ、餓鬼田と名付けられたという。ここに生える稲のような草は、ミヤマホタルイというカヤツリグサ科の植物で、周囲にはワタスゲの群落やモウセンゴケなどの湿生植物が見られる。近年は乾燥化の影響か、以前に比べて数が減っているともいわれている。
熱水が湧き出す荒涼とした谷間にいく筋もの噴気が上がり、硫黄の匂いがたちこめる地獄谷は、立山信仰の「地獄」を象徴する存在。遊歩道が整備された室堂平の人気散策コースの1つだったが、平成23年(2011)から有毒の亜硫酸ガスの濃度の上昇が確認され、自動警報装置の老朽化も進んだことから2011年度から通行禁止に。代替歩道の整備も進められているが新しい歩道が整備されるまでは、みくりが池温泉の北側にあるエンマ台展望台から地獄谷の荒涼とした風景を眺めよう。
弥陀ケ原は、室堂の西に広がる標高約1600~2100m、東西9km、南北3kmの溶岩台地上に発達した高層湿原で、平成24年(2012)にラムサール条約湿地に登録されている。1周約2.1km、約1時間15分の木道の遊歩道沿いには、大小3000もの餓鬼田[がきた]と呼ばれる池塘が点在し、ワタスゲの群落やタテヤマリンドウなどの花が咲いている。遊歩道は弥陀ケ原バス停から始まり、木道の周辺には黒々とした池塘が見られる。一ノ谷分岐からは笹の茂る木道を進み、追分分岐で左折。立山有料道路の弥陀ケ原出口に出ればバス停弥陀ケ原まであと少しだ。9月下旬~10月中旬の紅葉も見事。
標高1000m前後にスギやブナの原生林が広がる美女平。樹齢1000年以上のタテヤマスギの巨木に樹齢数百年のブナの森の緑溢れる一帯は、全国森林浴の森100選にも選ばれている。オオルリ、キビタキなど60種以上の野鳥が生息するバードウォッチングのメッカとしても有名。特に5~6月は多くの鳥が見られる。美女平を堪能できる美女平遊歩道コースは、美女平駅を起点に所要1時間の内回りコースから所要約2時間30分の外回りコースまで3コースあり、春の新緑、秋の紅葉など、すがすがしい空気に包み込まれての森林浴やバードウォッチングは格別だ。
樹齢1000年以上のタテヤマスギや樹齢数百年のブナの原生林が広がる、美女平の豊かな森をめぐる散策路。コースは、美女平駅から不老樹やおんば杉などのタテヤマスギの巨木に出会える約2km、所要1時間の内回りコース、火炎杉と根曲がり杉を巡る約3km、所要2時間の中回りコース、約4km、所要約2時間30分のブナの原生林も散策できる外回りコースの3コース。コースは多少の起伏があり、軽登山靴の着用が望ましい。美女平遊歩道の入口は美女平駅を出た右手前方の大きな案内板が目印。
カール(圏谷[けんこく])とは氷河の浸食でできた谷状の地形で、スコップでえぐったような丸い底が特徴。雄山山頂の西側にある山崎カールは幅約400m、長さ約600mの小さな圏谷。明治38年(1905)、地理学者山崎直方[やまさきなおまさ]博士により日本で初めて発見され、日本に氷河時代が存在したことが証明された。圏谷内は立入禁止だが、エンマ台から眺めるとその形がよく分かる。昭和20年(1945)2月22日国の天然記念物に指定。
立山の火山活動で生じた溶結凝灰岩の一枚岩が、称名川によって削られてできた壁。大きく二段になっていて、称名川の南側に、最大高低差約500m、長さ約2kmにわたって続く。立山駅から称名滝に向かう車窓から右手に眺められ、駐車場のある展望台からはじっくりと観察できる。紅葉の季節の彩りは見事。
標高3003mの立山雄山の直下、立山断層破砕帯から湧き出る地下水を導水。立山に降った雪が万年雪になり、さらに花崗岩[かこうがん]の層を300年もかけてろ過された水は、軟水でクセがなく、2~5度と冷たくおいしい。「全国名水百選」にも選ばれている。
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