
吉田神社
吉田山の麓にある古社。貞観元年(859)に藤原山蔭[ふじわらのやまかげ]が、平安京の鎮守社として創建したのが始まり。その後、文明年間(1469~87)に吉田兼倶[よしだかねとも]が吉田神道を提唱し、全神道の頂点に位置づけた。境内の斎場所大元宮[さいじょうしょたいげんぐう](重要文化財)は兼倶が創建したもので、全国の式内神3132座を合祀。ここにお参りすれば全国の神祇に参詣したのと同じ御利益があるとされている。2月の節分行事は盛大で、多くの参詣者で賑わう。紅葉の時期は、山頂から麓までのわずかな気温差による美しいグラデーションが見られ、社務所前や山頂の竹中社から大文字を望む景色が美しい。
- 「元田中駅」から徒歩19分/「出町柳駅」から徒歩20分