
旧敦賀港駅舎
敦賀港そばに立つとんがり屋根が印象的なモダンな建物。敦賀港の最寄り駅であった旧国鉄敦賀駅を平成11年(1999)の「つるがきらめきみなと博21」開催時に再現したもの。明治45年(1912)に運転開始された欧亜国際連絡列車は、世界一長いシベリア鉄道(約9300km)を利用した日本とヨーロッパを結ぶ最速の交通路であった。敦賀港は、第二次世界大戦中、リトアニア領事代理であった杉原千畝の命のビザを手に、ユダヤ難民が上陸した港としても知られる。館内は鉄道資料館となっており、国鉄時代の制服やレールの模型、ジオラマなどが展示されている。