沖ノ神嶋神社
野崎島北部、原生林に覆われた山中に鎮座する古社。海を隔てた小値賀島の「地ノ神嶋神社」と対面するように社殿を構え、背後には高さ24m、幅12mの巨石「王位石[おえいし]」がそびえ立つ。飛鳥時代の慶雲元年(704)に、地ノ神嶋神社とともに遣唐使の航海安全を祈願して建てられたと伝わる。島最古の野崎集落の人々によって崇敬され、神官は島最後の住人として平成13年(2001)まで島を守った。神社へのルートは険しい山道のため、おぢかアイランドツーリズム協会が10~6月に催行する「王位石トレッキング」の利用がおすすめ。野崎島への渡航の際は事前におぢかアイランドツーリズム協会に連絡し、上陸後は野島崎ビジターセンターに必ず立ち寄ること。
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